今まで全く触ってなかったということもないのですが、転職を機にAWSの知識がごりごりに必要になりそうです。
というわけで、ちょっと資格を取るかと思いたちAWSの認定資格について調べ、まとめてみました。
AWS認定資格の種類と難易度
公式サイトの紹介ページはこちらになります。AWS認定(公式ページ)
全部で12資格。難易度は3段階(基礎コース、アソシエイト、プロフェッショナル)+ 専門知識に分かれています。
難易度は基礎コースから上に行く程、基本的に上がります。
しかし、とうぜん難易度にはバラツキがあるみたいです。
また、以前はAlexa Skill Builderの資格があったようですが、廃止されたそうです。
資格の種類自体もつどつど増えたり減ったりしているようですね。
基礎コース
基礎コースはクラウドプラクティショナーのみです。
仕事で付き合いのあったAWSの営業の方が「入社後研修の一環として取得した」とおっしゃっていたので、難易度は非エンジニアでも勉強すれば取得できる位じゃないかと思います。
アソシエイト
アソシエイトは3種類
- Solutions Architect
- SysOps Administrator
- Developer
Solutions Architect AssociateがAWSを触り始めたエンジニアが最初に受ける最もポピュラーな資格じゃないでしょうか。AWSを最も広範囲をカバーする基礎的な資格で、私もまずこれを受けるつもりでいます。
難易度はオンプレメインでやってきた知り合いのインフラエンジニアが、AWSの知識0の状態から1ヶ月くらいで取れたと言っていたので、インフラの基礎的な知識があれば、そう難しくないくらいかな?という印象です。
加えて、SysOps Administratorが運用、Developerが開発をカバーする資格という位置づけのようです。
プロフェッショナル
プロフェッショナルは2種類
- Solutions Archtect
- DevOps Engineer
Solutions Architectはアソシエイトの上位資格です。実際に色々な資格を取得した方のブログを見た限り、「範囲が広くSolutions Architect Profesionalが全資格の中で一番難しい」と言っている人が多い印象です。
DevOps Enginnerは運用、開発両方の上位資格の位置づけです。
難易度はSolutions Architect Professionalより少し簡単くらいの様なので、インフラばかりでコードをあまり書いた事がないエンジニアはこちらの方が難しいかもしれませんね。
専門知識
専門知識は5種類。
- Advanced Networking
- Data Analytics
- Database
- Machine Learning
- Security
一つ一つは見ていきませんが、Professionalよりは簡単だけど、Adavanced Networkingが特に難しいと言っている人が多いですね。
インフラエンジニアの中でも、割とネットワークの基礎を全然知らない人は多いので、そういった人は難しく感じるのかな?という気も少します。
試験を受ける前に知っておきたい注意点
特に試験を受けるにあたって知っておいたほうが良さそうな事をまとめました。
注意点
- 13歳以上が受験可能。18歳未満の場合は親権者がAWS認定アカウントを作成する必要がある
- 各資格に特定の前提条件はなし(アソシエイトを取らないとプロフェッショナルが受けられないといった制約はなし)
- AWSの認定資格の有効期限は3年間。維持するためには再認定プロセスを通過する必要がある
- オンライン受験が可能
知ってる方も多いかもしれませんが、AWS認定資格は再認定が必要です。常に新しいサービスや仕様変更もあるので、維持するためには再認定が必要という事ですね。
料金
難易度別に料金が変わります。また、模擬試験も有料で受ける事ができます。
- 基礎レベル: 11,000 円(税別)/ 模擬試験 2,000 円(税別)
- アソシエイト: 15,000 円(税別)/ 模擬試験 2,000円(税別)
- プロフェッショナル: 30,000 円(税別)/ 模擬試験 4,000 円(税別)
- 専門知識: 30,000 円(税別)/ 模擬試験 4,000 円(税別)
おすすめの学習教材
資格取得に特におすすめの教材です。デモで実際の動きを見る事ができるので、特に動画での解説を行なってくれるものがおすすめです。
A CLOUD GURU
有料でコンテンツは全て英語ですが、正直これさえ頑張ってやればAWSの全資格は取れるんじゃないかという感じです。
私も基本的には日本語の書籍1冊、もしくはUdemyの日本語講座でざっと学んでから、A CLOUD GURUでじっくり学ぶ。という感じで進めてます。
良い所をあげてみると。
- 日本語の書籍がない資格もしっかりカバー
- 更新頻度が高くUIがよく変わるウェブコンソールも、大幅に現在と違う事が少ない
- ボリュームが多く、解説動画の中で実際の画面を使ったデモや、実際にA CLOUD GURUから払い出されるアカウントを使ったハンズオンラボも用意されているので、手を動かしながら学べる
- 試験の練習問題もある
Associateレベルであれば、割と日本語でも良い書籍やUdemyの講座がありますが、プロフェッショナルや専門知識になると、そうとも限らないです。
という事で、特にこんな人におすすめです。
- 全資格制覇してやる!という人
- 短期間に集中、最短で資格取得したい!という人
- 英語や、お金を払うことに抵抗がない人
金額はスタンダード版が$35/monthなので、だいたい月額4,000円前後くらいです。
Udemy
A CLOUD GURUと比べると品質にはばらつきがありますが、特に初心者向けの教材は日本語のものも充実している。かつ、A CLOUD GURUとは違い、買い切りなので、腰を据えて勉強を始めてAWSの勉強を始めてみたい、という初心者の方にはUdemyがおすすめです。
貝中心のものから、実際にハンズオンを行うもの。Solution Architect Associateの練習問題なども見つける事ができます。
という事で、こんな人におすすめです。
- 日本語の教材が良いという人
- 本じゃなくて、動画で実際にハンズオンして学びたい人
- AWSを学ぶのが初めての人
AWS公式提供の学習教材
試験勉強に使える教材のうちAWS公式が提供しているものです。勉強の流れとしてはまず一冊本を買って、大まかな出題範囲と、サービスの概要を把握してから、解説動画やハンズオンでさらに詳細を調べるのがおすすめです。ただし、以下の2つ以外は情報自体があまりなかったり、古かったりする場合も多いです。
- Solutions Architect Associate
- Cloud Practitioner
AWS Black Belt Online Seminar
サービスごとの概要を中心とした、Webiner形式の解説動画です。過去に行われたセミナーもスライドや動画が公開されています。
各サービスの用途や、どんな機能があるかを大まかに掴むにはちょうど良い内容が多いですが、特に良く利用されるサービスの情報が多めなので、かなり情報には偏りがあります。
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